現実なんて不条理なものだ
家族の誰かがうつ病やアルツハイマーにかかり厄介者になった時、家族で一致団結して献身的な介護をしようとするかもしれない。
しかしいざ当事者になってみると、いくら絆が強い家族であろうと、精神をすり減らしイライラしてしまう。
家族なら最後まで自分を裏切らないだろうというのは所詮幻想で、人間なんてどこまでいっても自分が一番可愛くて自己中心的な生き物だ。
うつ病患者、ボケ老人、病気で寝たきりなど…
何かしらの価値を生み出さなくてはならない社会で廃棄物になってしまった時
理想を言えば家族に支えてほしかった…
否、当然支えてくれると思っていたが実際はそうでもないようだ。
医者や心理カウンセラーも所詮はお金のつながり、向こうは仕事だから相手にするだけで、心からその人を救おうとはしていない。
ドライな関係…
友達だってそう、いつでも話を聞くと言いつつも、はなから話を聞く気などなくいざ話をすると口ごもる。
どれだけ文明が発達しようとも所詮人間は感情で動く動物
規定した枠組みから外れる欠陥人間に、心証を損なうのは人間なら当然だと思う。
あー結局誰にも頼れないじゃないかと思った時にはもう既に死の足音がすぐそばまで近づいている。